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いつまでも健康な歯でいるために~30代からの歯科検診~

虫歯や歯周病は細菌による感染症です。そのため全身の免疫力が低下すると発症や進行のリスクが高まってしまいます。免疫力はストレスや、生活習慣に左右され、年齢を重ねるごとに低下する傾向もありますので、30代以降は、特にお口のトラブルに気をつけることが大切です。

長野県飯田市の丸山小学校近くの歯医者「たけむらファミリー歯科」では、「30代からの歯科検診」に力を入れています。いつまでもお口の健康を守るため、患者さんに合わせた予防習慣を身につけましょう。

歯周病は全身疾患にかかわることがわかっています

歯周病は全身疾患にかかわることがわかっています

日本の成人が歯を失う原因の第1位は歯周病です。お口の中だけの病気と思われがちですが、重篤な全身疾患ともかかわりがあることがわかってきています。お口まわりだけでなく全身の健康のためにも「30代からの歯科検診」」を活用して歯周病を予防しましょう。

糖尿病

血糖値を下げるインスリン(ホルモン)がうまく作用しないことで高血糖が続く糖尿病にかかっている人はそうでない人にくらべて、歯周病にかかるリスクが高いといわれています。また歯周病治療を行って歯ぐきの炎症が改善されると、血糖値も改善することがあります。このことからもわかるように、糖尿病と歯周病には深い相互関係がある可能性が指摘されているのです。

心疾患

心疾患の代表は狭心症や心筋梗塞などです。心臓に続く血液の通り道が狭くなったり、血栓により詰まってしまったりして心筋に酸素が足りなくなると強い痛みをともなう発作を起こし、心臓機能が停止してしまうことがあります。歯周病菌によってつくられる炎症物質が影響することにより、歯周病の方は心疾患を発症するリスクが高いといわれています。

誤嚥性肺炎

気管や肺に唾液や食べ物が入ってしまうことを誤嚥(ごえん)といいます。ご高齢の方などで嚥下などの生理的機能が衰えると誤嚥を起こしやすくなります。抵抗力が弱くなり、そのうえ歯周病を発症していると唾液の中に含まれる歯周病菌が気管や肺に炎症を起こすことがあるのです。それが誤嚥性肺炎です。

早産・低体重児主産

妊娠中はホルモンバランスや体調、「つわり」などのさまざまな要因が重なって、お口の中は虫歯や歯周病にかかりやすい状態になります。炎症を起こしやすい時期ですので妊娠性歯周炎が心配です。歯周病は妊婦さんのお口の健康を脅かすだけでなくお腹の赤ちゃんの健康にも悪影響を与えることがあります。歯周病菌によってつくられる炎症物質が作用して、早産や低体重児出産を起こす確率が高まることが報告されています。

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「治療」よりも「予防」が大切です

「治療」よりも「予防」が大切です

歯は親知らずを除くと、上下で合計28本あります。そのうち20本以上の歯が残っていると、「咬む」「話す」などの基本的な機能にほとんど問題がないといわれています。そのため1989年(平成元年)より当時の厚生省と日本歯科医師会が「80歳になっても20本以上の自分の歯を保とう」という運動を起こしました。それが「8020(ハチマルニイマル)運動」です。

歯科検診を活用しましょう

歯の健康を守るために力を入れているのが歯科検診です。虫歯や歯周病にかかってしまったらできるだけ早く治療することが大切ですが、歯が痛くなってからの「治療」では、一度削ってしまった歯は元に戻すことはできません。しかし、痛くなる前に病気を予防できれば、歯の健康をそのまま保つことができるのです。そのために定期検診が大きな役割を果たします。

お口のトラブル予防の基本は毎日の歯みがきです。歯と歯の間や歯と歯ぐきの溝など汚れを落としにくい部位は定期検診で口腔ケアのプロフェッショナルによる歯のクリーニングを受けることできれいになります。これが予防に有効なのです。またもしすでに病気にかかっていたとしても早期発見・早期治療につながりますので、大切な歯の健康な部分を少しでも多く残すことができます。

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